征服王朝 2014 6 21

 中国の軍事予算は、この10年間で、4倍近くになりました。
一方、日本の軍事予算は、この期間で「微増」というレベルです。
 それなのに、中国国内では、日本脅威論が語られます。
これには、多くの日本人が、「実に、不思議だ」と思うでしょう。
 どうして、中国では、このような発想になってしまうのか。
それは、中国の歴史に原因があります。
 中国の歴史とは、異民族に支配された歴史です。
代表的なものでは、モンゴル帝国(元朝)があります。
この王朝は、モンゴル族が中国に侵入して建国した帝国です。
モンゴル族は、中国を1271年から1368年まで支配しました。
 次に、有名なのが、清帝国(清朝)です。
この王朝も、満洲族が中国に侵入して建国した帝国です。
清帝国は、1636年から1912年まで続きました。
つまり、中国は、約300年近く、満洲族によって支配されました。
 中国では、こうした王朝を「征服王朝」と言います。
つまり、異民族によって支配された王朝という意味です。
 こうした歴史から導かれることは、
中国人は、被害者意識が強いということです。
 こうした被害者意識が強く現れているのが、
中国外交の特徴と言えるでしょう。
 中国は、すでに超大国になったのですから、
本来ならば、小さなことは気にせず、鷹揚に構えていればいいのですが、
現実には、小さなことにも過敏に反応し、番犬のようにギャンギャンと吠えます。
これは、被害者意識が典型的に現れている実例です。
 中国から見れば、日本人も「異民族」なので、
当然、過敏に反応するでしょう。
いつになったら「超大国」になるのか。
















































































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